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誰にでもできる日常点検5ステップ(これをしないと壊れやすい?!)

愛車の日常点検は何をしたらいいか分からない人、なんか難しそうと思う人も多いのではないでしょうか、実は日常点検は皆さんが思っているよりも簡単です。

この記事では初心者さんでもできるような5つの日常点検をピックアップしました、記事を読み終えると基本的な日常点検を知識が増えて、いち早く愛車の異変に気付くことができます。

そもそもバイクを乗ったりすることで中のエンジン内部の可動部が消耗します、日常点検をおこなうことによって、交換が必要になるまでのスパンを長くし壊れる前に察知し、いち早く交換することが出来ます

ツーリング先でトラブルがあった時では遅く、もしツーリング仲間と走っている場合その人に迷惑を掛けてしまいかねません、今回紹介するのは初歩的なメンテナンスなのでぜひ参考にしてください。

バイクメンテの基本的な道具と準備


日常点検の初歩的なメンテナンスは車載工具で十分です、ですが簡易的であるので使いにくいなどあります、なのでその場その場で追加に工具を購入するといいでしょう。

また作業する場所にも気を付けましょう、例えば傾斜がある場所で作業しようとすればバイクが転倒する可能性がありますし、人が行き来する場所では通行人に当たってしまう可能性があるので、なるべく平坦のアスファルトで人の通行しようとする人が少ないところで作業するのがいいでしょう。



STEP1:タイヤの点検

・各車両の適正空気圧の確認方法


各車両に適正空気圧があり、自分の愛車のチェーンガードやフレームの近くにステッカーがありそこに記載されています、もし剥がれてしまっている時はオーナーズマニュアルや車種をネットで確認することが出来ます。

・タイヤの空気圧を測るには


タイヤの空気圧を測り調整するにはエアゲージが必要で、ホイールにあるバルブキャップを外してエアゲージを押し当てると測ることができます、エアゲージの個体によって少し表示される値が違い、また走行後や真夏の時はタイヤの空気圧が上がっていて走行前やタイヤが冷えている時などはタイヤの内圧に変化が生じ空気圧の値に変化が生じます、なので同じエアゲージを使い走行前に測るなど一定基準を自分の中で決めて測るといいでしょう。

・タイヤの空気圧の調整する方法


ガソリンスタンドやバイク屋さん、自宅等で空気圧の調整するのが一般的です。ガソリンスタンドでは店員さんに「空気圧調整してください」と言うと対応してくれる場合があります、業務で忙しい場合、そもそもそのサービスをしていない場合断られる場合かありますが理解しましょう、

自らガソリンスタンドで空気圧調整する場合は、店員さんに「空気入れのタンクありますか?」と言って借りましょう、バルブに接続しレバーを引くと空気が入り、リリースボタンがあるのでそれを押すと空気が抜けます。

もし空気圧が上がっていかない場合、タンク自体に空気が入っていないので店員さんに言ってタンクに空気を入れてもらいましょう。

・タイヤの空気圧が高いと?


サスペンションにもタイヤには道路の凹凸を吸収する役割があります、なので空気圧が高いと凹凸を吸収しにくくなり、少しの段差で車体が跳ねたり乗り心地が悪くなると共に車体の安定性が欠如します、また空気圧が高いと接地面積が少なくなるので燃費が良くなりますがスリップしやすく大変危険です。

・タイヤの空気圧が低いと?


空気圧が低いとタイヤでも段差の衝撃を吸収するので、乗り心地が良くなります。ですがタイヤの接地面積が多いと燃費が悪くなり、衝撃をタイヤだけでは吸収できない場合最悪パンクしたり、高速ではバーストしたりするリスクが高まります。

・タイヤの空気圧のチェックの頻度は?


タイヤの空気は走らなくても少しずつ漏れており、月に5%ほど抜けていくといわれています、最低は月に1度はチェックし、外気温に変化を感じたら追加でチェックしてもいいでしょう。

・タイヤの摩耗度合いの確認


タイヤの側面にスリップサインを示す△マークあり、スリップサインがタイヤ表面に現れたら残りの溝が0.8mmに達したことを示しています、スリップサインがタイヤ表面近くなると排水性が非常に低下している状態なので雨の日などの走行は大変危険です。
0.8mmは道路運送車両法に定められている最低の溝の深さなので、スリップサインが表面に現れる前に交換しましょう。


STEP2:ブレーキシステムの確認

・ブレーキパッドの摩耗度チェック


ブレーキパットはブレーキキャリパーの隙間から確認することができます、残量がおおよそ2mmに達したら交換が必要で、走り方で変わってきますが走行距離にしたら5,000kmから10,000kmほどが寿命です。

ブレーキした時音が鳴る場合、要交換の場合もありますが、ブレーキのメーカーによってブレーキ時キィーと音が鳴るのが標準である場合もあるので、一概に交換が必要と言えないでしょう、ですがブレーキ回りを見たりブレーキ時に金属が摩耗している様な音がしたら一度バイク屋さんに行って見てもらうのもいいでしょう

・ブレーキフルードの役割


ブレーキフルードはブレーキレバーを引いたときにブレーキキャリパーに力を伝える作動油です、作動油と言っても潤滑する役割はなく潤滑も要する場合には稀にミネラルオイルが用いられることがあります。

・ブレーキフルードレベルの確認


ブレーキフルードの劣化はマスターシリンダーの点検窓に確認することができます、マスターシリンダーを水平にした状態で点検窓を見るとブレーキフルードがupperlowerの間にあれば大丈夫です。

・ブレーキフルードの劣化の確認

引用https://www.8190.jp/bikelifelab/column/2018/180730_01/
色付きのブレーキフルードの場合もありますが、通常フルードの色や濁り具合を確認してください、新品の場合透明な金色の様な色をしていますが、劣化していくと透明ではなくなり茶色く濁ってきます。

これはブレーキフルードの吸湿性が関係しています、時間と共に空気中の水分を少しずつ吸収しながら劣化していきます、また劣化すると沸点が下がりブレーキフルード内に気泡が増え、ブレーキをしても気泡のせいで圧力が逃げてしまい効きにくくなる可能性があります。


STEP3:オイル類のチェック


・エンジンオイルの交換頻度


エンジン内部の潤滑・洗浄・密封・冷却・防錆の役割を担っているエンジンオイル、バイクの用途にも異なりますが通常の用途では3,000km~5,000km又はオイル交換してから6カ月走行したら交換するのが良いとされています。

オイル内の不純物を取り除くオイルフィルター、これも定期的な交換が必要でオイル交換2回に1回の交換が推奨されています、高いものでもないのでオイル交換の同時にオイルフィルターも同時に交換するのもよいでしょう。

・エンジンオイルレベルの確認方法


エンジンサイドにオイルレベルの点検窓がありそこからエンジン内部のオイル量を確認することができます、基本的に車体を水平にしてオイルレベルを測りますが、kawasakiなどでは車体を水平にしなくてもオイルレベルを測ることができます、オイルレベルが点検窓の上限と下限の間であれば大丈夫です。

走行後などエンジンが温まっている状態では冷えている時では確認できるオイル量は変化してしまいます、なので5分ほどアイドリングし3分ほどエンジンを停止し待ちます、その後オイルレベルを点検すると良いでしょう。

・冷却水レベルのチェック(水冷エンジンの場合)


冷却水のリザーバータンクの入っている量がupperlowerの間にあれば大丈夫です。
冷却水はエンジンを冷やす為の役割があります、クーラントとも言われ水では冷却性能が高いことと引き換えに内部が錆びてしまったり、寒冷地では凍ってしまったりします。
それらを避けるために凍結しない・防錆作用・防泡作用を有する冷却水を用います、

・オイル漏れの確認・オイル漏れの確認


簡易的に車体からオイル漏れを確認する方法として、バイクのエンジン表面がテカテカしていたり、長時間バイクを駐車しているとバイク下部にオイルが滴り落ちオイルが溜まったりしている場合があります。

単にオイル漏れと言っても様々な種類があり、オイルシールから漏れている場合・サスペンションフォークから漏れている場合・エンジン腰下の合わせ面から漏れている場合などがあります。

(オイルシールから漏れている場合)
オイルシールというエンジンの内部のエンジンオイルをシャフトなどをかえして漏れていかないようするのがオイルシールの役割です、それが経年劣化や外的な要因で漏れてしまう場合があります。

(サスペンションフォークから漏れている場合)
バイクのインナーチューブが錆びてサスペンションの内部にあるオイルシールを傷つけてオイル漏れが発生し、または砂などのゴミからオイルシールを守る役割のあるダストシールが劣化で割れなどができると、オイルシールが無防備になってしまいインナーチューブとオイルシールの間にゴミが挟まってオイル漏れしてしまう場合があります。

(エンジン腰下の合わせ面から漏れている場合)
エンジンのボルトが緩んでいてそれが理由で漏れている場合があり、その場合は再度増し締めをすることによってオイル漏れが止まる場合があります。またエンジンの合わせ面はガスケットと呼ばれる紙でオイルが漏れないようにしていますが、そのガスケットが劣化することによってオイル漏れしている可能も考えることができます。
もしエンジン表面がテカテカしていたり、長時間バイクを駐車しているとバイク下部にオイルが滴り落ちオイルが溜まったりしている場合、少しずつエンジンオイルが減っていくことになり、重整備になる可能性があるのでバイク屋さんに相談しに行くことをお勧めします。


STEP4:チェーンのメンテナンス

・適切なチェーンの張り具合


一般的には手で持ち上げて2~3cmほどが適切な張り具合で、チェーンの張りの規定値はスイングアームやチェーンカバーに記載されていることが多いです、スイングアームの長さの違いからオフロードバイクなどとオンロードバイクは規定値が違います。
記載されていない場合はオーナーズマニュアルを参照すると良いでしょう、もし初心者の方がチェーンの張りを調整したい場合リアのアクスルシャフトを緩める必要があるので、バイク屋さんに行ったりして相談するといいでしょう。

・清掃と注油の方法


清掃ではチェーンクリーナーとブラシを用います、先にチェーンクリーナーをかけて汚れを落としていきます、次にブラシをも用いてチェーンの隙間の汚れや、チェーンクリーナを吹き付けるだけでは落ちなかった汚れをブラシで落としていきます。

注油では自転車用のような粘度の低いチェーンルブを使用するのではなく、粘度の高いバイク用のチェーンルブを使用しましょう、そうでないと遠心力で塗布したチェーンオイルが飛び散ります、

チェーンルブは金属同士が擦れ合う可動部に塗布しましょう、チェーンの遠心力によって外側にも浸透していくので、内側から外側に向けて吹き付け一コマずつ馴染ませます。


STEP5:電装系統の確認

・ヘッドライトやテールライト、ウインカーの点灯確認

ヘッドライトやテールライト、ウインカーは各スイッチを押した後にバイク前方または後方で確認することができます、夜間などであればより分かりやすく点検しやすいでしょう。


・ホーンの鳴動確認

これはシンプルです、ハンドル左側にあるホーンボタンを押します、動作している場合音が鳴ると思います。


トラブルの早期発見のコツ

・異音や振動に注意を払う

トラブルの初期の段階は異音や振動などが出る場合が多く、またどこが故障してか判断する手掛かりになります。

・定期的な洗車の重要性

洗車は車両を綺麗にするだけではなく車両の状態の確認を行うためにも有効です、洗車をすることによってフレームのクラックや錆、部品やボルトの脱落、ボルトの緩みなどに気づきやすくなるため洗車も重要なメンテナンスの一つと言えるでしょう。


プロによるメンテナンスの必要性

・DIYでできること、プロに任せるべきことの区別


基本的に間違ったメンテナンスをしてしまったら、走行に弊害が生じる可能性のあるブレーキ回りのなどのメンテナンスは、プロに任せることをお勧めします、間違ったメンテナンスをしてしまったのが理由で自分ではなく他人に迷惑かけることがあってはなりません


まとめ


ここまで誰にでもできる日常点検5ステップを紹介してきました。

まとめると、
・空気圧は各バイクの適正空気圧に合わせる
・ブレーキパットは残量にしたら2mm、走行距離にしたら5,000kmから10,000kmで交換
・エンジンオイルは3,000km~5,000km又はオイル交換してから6カ月走行したら交換
・チェーンの張り具合の適正は手で持ち上げて2~3cmほどが適切な張り具合
・定期的な洗車は車両の状態を確認するうえで重要

私自身もバイクに乗り始めた時、乗りっぱなしであったので遠出先でトラブルに見舞われ、バイクを後日車で取りに行ったりしました。
そうならない為にも1ヶ月に1回でも洗車をして愛車の状態を確認してみてはいかがでしょうか

画像提供:https://o-dan.net/ja/ , https://www.freebie-ac.jp/

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